■ボタンの話


1. ボタン( button )

ここでは、衣服についているボタン(釦)についての話である。衣服についていて洋服などの打ち合わせを止める物。また、飾りとして装飾目的で使われる場合、留め具として鞄に使われる場合もある。


2. ボタンの歴史

ボタンが、いつ誰によって発明されたかを証明する資料は残されていない。ボタンの誕生は、昔の衣装や彫刻、美術品の資料を探してみるしかない。 一説では、紀元前1,500年頃身体に毛皮、布などを巻きつけるための留め具として木や植物の実、貝や動物の骨などの自然のものを利用したといわれている。装飾品としてのボタンは、紀元前4,000年頃王などの権威の象徴として南ヨーロッパで見つかっている。
日本には、明治維新前の1700年代に伝わり、文明開化の頃衣服の洋装化により急速に広まった

3. ボタンの語源

ラテン語のbottaneiが、英語のbuttonに変化したと思われる。日本では、江戸時代にポルトガル語のbutaoがボタンと発音され定義され、後に明治に入り漢字で釦と書くようになった。

4. ボタンの種類

貝ボタン、金属ボタン【金、銀、真鍮、アルミ】、布ボタン、ガラスボタン、エナメルボタン、陶器ボタン、木、クルミ、椰子、真珠、ラバー、大理石、水晶、水牛の角等様々な種類がある。

5. 日本のボタン産業

日本人のライフスタイルが着物などの和服から洋服に変わり始めた明治時代後半より急激に発達した。明治初期、官公庁の制服が様式化され金属ボタンの需要が伸びた。大阪、奈良和歌山などを中心に高瀬貝、サザエ貝、アワビ貝を原料とした貝ボタンが、輸入製造された。その後、昭和30年ごろアメリカでポリエステル樹脂を使った大量生産技術が開発され日本や世界のボタンの主流となっていった。現在では、中・高級ボタンでは、世界のボタン市場を日本とイタリアで二分するまでになっている。

6. ボタンの日

11月22日は、ボタンの日である。この日の由来は、1870年に西欧スタイルのネイビールックが日本海軍の正式な軍服として採用された際、金地桜花のデザインを施した金属ボタンを使ったからである。

             


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